HIGH SPEC PREMIUM FOLDING BIKE

所有する歓び
折りたたみ自転車の理想形




お知らせ


2022/02/06

CYCLE MODE TOKYO 2022 にプロトタイプ2号を出展

2022年4月2日(土)、3日(日)に開催されるCYCLE MODE TOKYO 2022 においてサイクルファンディングコーナーでプロトタイプ2号を出展する予定です。
詳細はこちら https://www.cyclemode.net

わずか2箇所のロック解除・スリーステップの簡単折りたたみ構造

  • ロックを解除しリングを回転する
  • シートポストを下げながらフレームを縦に折り込む
  • 前輪を反転させシートポストをフレームに差し込み固定し
    ハンドルポストを折りたたむ

匠の技・ハイクオリティーのフルカーボンフレーム


レーシングデザイナー由良拓也氏率いるMooncraft社との共同開発でプロトタイプを製造しました。 折りたたみヒンジ部もカーボンによるフルカーボンフレームです。 カーボン繊維模様の美しさに所有する喜びを感じ取ってもらえるものと思います。

細部に渡って折りたたみ機能のクオリティーを追求

奥行20cmに全てのパーツを干渉することなく配置できる折りたたみ構造


リアフレームにチェーンを巻き込むことで折りたたみ時のチェーンの緩みを解消
トップチューブにシートポストを差し込むことで、折りたたみ時のフレームを固定

走りのクオリティーを追求・優れた高速安定性と操作性


ホイルベースは1020mm。
シマノZEE10速、前後ディスクブレーキを装着し、
スポーツポジションのジオメトリーにより、軽やかな走りと高速安定性を実現しました。

薄型・軽量が実現したハイスペックモバイルバイク


重さ8.9kg、奥行20cmの世界最小体積が
省スペースでの屋内保管や公共の交通機関への持ち込みや車載において 携行性や利便性を飛躍的に向上しました。
新幹線のフットスペースに斜めに配置して、テーブルの使用も可能です。
また、オフィスの机に収納しても余裕のフットスペースを確保し、
車載においては軽自動車の荷室にも収納できて、 後部座席のフットスペースにも収納できるなど、
輪行時のストレスを極力軽減しました。

製品仕様(fill305) プロトタイプ1

価格 未定
フレーム素材 カーボン(トレカクロスフリプレグ)
表面加工 つや消しクリアー
ホィール径 16インチ(305)
変速機 外装 10速
ブレーキ 機械式ディスクブレーキ(ローター径140mm)
重量 8.9kg (スタンド・ペダルを抜く)
クランク 54T L170mm
ボトムブラケット シェル幅 68mm

主要装備・コンポーネント プロトタイプ1

変速機 シマノZEE 10速
スプロケット 10速 12-28T
タイヤ パラレーサー・パセラ16×1.5
ホイールセット -
クランクセット -
ボトムブラケット -
ブレーキキャリパー -
ブレーキレバー -
サドル -
ヘッドセット -

主要ジオメトリー

折りたたみサイズ W640mm×H620mm×D200mm
ホイルベース 1020mm
サドル高 ~870mm
ハンドル高 880~970mm
リーチ 420mm(BB中心とヘッド上端中心の水平線)
BB高 282mm
エンド幅 F 100mm R 135mm
   

開発ストーリー


2011 東日本大震災
ガソリンスタンドには連日長蛇の列、 直ぐにクロスバイクを購入して、片道1時間を超える自転車通勤を始めた。 しばらくしてガソリンの給油は通常に戻ったが、健康のためにも 自転車通勤を続けることを考えたときに輪行という選択肢が思い浮かんだ。 購入を検討して、様々な折りたたみ自転車を候補に上げたが、 通勤時間帯に車内に持ち込むには、どれも折りたたみサイズが大きく、 毎日の通勤で車内へ持ち込むことには無理があると感じた。もっとコンパクトになる折りたたみ構造はないものだろうかと、 折りたたみ構造について考えを巡らすようになった。 一般の横折れタイプは前後の車輪を重ねて配置するため片軸のハブにして前後車輪の片側が密着する構造にしない限り、 奥行30cmが限界であるが、前後の車輪隣接して配置すれば奥行20cmが可能となり輪行時の利便性を劇的に改善することができるのではないかと考えた。 16インチ(305)であれば、横サイズは62cm、縦サイズ62cm、奥行20cmの折りたたみサイズの実現が可能である。 世界最小体積、薄型で持ち運びしやすく、車内での床接地面積が小さい折りたたみ自転車である。 早速、試作車を製作するため16インチの折りたたみ自転車を購入し、 週末は試作車の開発に没頭した。購入した自転車のフレームを切断・分解して溶接し、半年をかけて試作車1号が完成する。 縦に折る構造と2重構造のトップチューブで小さく折りたためる構造を考え、 縦67cm・横67cm・奥行20cmを実現。その後、2号、3号を製作し、ブラッシュアップを図ったが、 目標とする折りたたみサイズには収まらず、折りたたみ操作にも手間がかかるという課題が残り、3号車で開発は断念した。

2011.10 試作1号車
フレームを縦に折る構造とトップチューブを2重にして、折りたたみ時に縮める構造
一般の折りたたみ自転車と比較し1/2の奥行を実現
2012.4 試作2号車
リアフレームとフロントフォークの意匠を変更し、縦・横1cm縮め、軽量なパーツを組み込み11kg台を実現
2012.12 試作3号車
カーボンパーツやフレームにアルミや木材、カーボンを使用することで、軽量化を図り、9kg台を実現。
2013 折りたたみ構造をいちから見直し、開発を再開
被災地気仙沼大島に単身赴任。 復興に向けて奮闘している多くの人たちとの出会いが、 折りたたみ自転車のブランドを創設したいという原動力となり、 再び開発に着手する。 試作車4号の開発には2年を要し、連動して縦に折りこまれる構造、 フレームとシートポストを一箇所で固定する構造、 フロントフォークの折りたたみ構造、 ハンドルをトップチューブに平行に配置する構造などを考え、 目標とする折りたたみサイズに収めることに成功する。 しかし、折りたたみ構造が複雑になり、折りたたみ操作に手間がかかるという課題の解決には至らなかった。 しかし、この4号車で考えた新機構が、理想とする折りたたみ自転車の実現につながる。
2015.5試作車4号
シートポストのクランプを緩めて回転させることでフレームとシートポストのロックが同時に解除される構造
トップチューブを折りたたむ動作と連動してリアフレームが折りたたまれる構造
2016  最終の折りたたみ構造が完成
4号の完成後、簡単な折りたたみ操作を最優先とした5号車の開発に取り掛かる。 4号車で開発した連動して折りたたまれる機構とフレームとシートポストを一箇所で固定する機構を生かして、 4つのピボット部を特徴とする最終の折りたたみ構造が完成する。 フレームの固定はわずか2箇所のクイックレバーの操作で行われる。 その後、6~12号車の制作を通して、折りたたみサイズのさらなるコンパクト化や、走行に関わるトレイルやジオメトリーの改善、 折りたたみ時にチェーンが緩む課題、折りたたみ時のフレームの固定方法などの改良を重ねていった。 開発から10年、試作12号車で自分が理想とした折りたたみ自転車が完成する。
2016.5 試作5号車
2016.11 試作6号車
2017.12 試作7号車
2018.1 試作8号車
2018.10 試作9号車
2019.11 試作10号車
2020.3 試作11号車

2020 CYCLE工房fill を起業
試作車12号プロトタイプ制作用ベースモデルを制作
ムーンクラフト株式会社とプロトタイプを共同開発
開発アドバイザーとして仙台市内のプロショップO氏が開発に関わる
折りたたみ構造について特許を取得
日本・中国・台湾・欧州連合にフレーム意匠登録

2020.7 試作車12号プロトタイプ制作用ベースモデル
これまで制作してきた集大成
折りたたみサイズ
縦64cm x 横64cm x 奥行20cm
2箇所のクイックレバー操作と
スリーアクションの折りたたみ機構

会社概要

CYCLE工房


株式会社 CYCLE-FILL

会社について

輪行に最適な折りたたみ自転車の企画・開発を通して環境にやさしい
ライフスタイルを提案しサイクルツーリズムの振興に寄与します

商号
CYCLE工房 fill
代表
菅原 裕
事業内容
折りたたみ自転車の開発・販売
設立
2020年4月
所在地
宮城県宮城郡利府町青山3-10-8
連絡先
info@cycle-fill.com